アコギの音がビビる原因と対策6選

アコースティックギターのサウンドイメージ

アコースティックギターを弾いた時に、音にビビりが入る、または余計な共鳴音が鳴っているなど、アコギサウンドに悩みを抱える方もおられるかと思います。

今回はアコースティックギターサウンドにまつわる悩みを解決すべく、原因と対策をご紹介。中にはご自身でリペアできる症状もあれば、プロのリペアマンに任せたほうがよい症状もあります。長年ギターを弾いている方でも気づきにくい点もご紹介しますので、原因がわからず困っている方はぜひご覧ください。

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これでアコギの音は正常に戻る

お使いのアコースティックギターから異音が聴こえた時は、まずは原因を追究してみましょう。ご自身で原因がわからない場合は、迷わずご購入したギターショップまたは行きつけのリペアショップにギターを持ち込んでください。

実は、ギター購入後すぐに症状が出るという場合もあるのです。症状が悪化する前に対策することで、リペア代金もお安く済みます。もちろん保障期間内でしたら、購入店舗またはメーカーが無料でリペアを行ってくれるので安心してください。

ネックが反っている

まずギターネックの反りが原因となるケースです。ネックが弦から遠ざかるように反っているのが”順ぞり”、反対に接近するよう反っているのが”逆反り”と呼びます。

対処法としまして、ギターネック内のトラスロッドを調整。六角レンチを使い、サウンドフォールからネジ穴に差し込み回します。順反りの場合は右へ時計回り逆反りの場合は左へ反時計回りに六角レンチを回してください。

ネックを適正な位置に戻してあげることで、ギター本来のサウンドだけではなく、弾き心地の改善も期待できます。

ナットとブリッジの高さ

続いて、ナットとブリッジの高さが原因となるケースです。ナットとブリッジは消耗品なので、長年ギターを使用していく中で高さが徐々にすり減っていきます。またブリッジ下にピエゾピックアップを新たにセットしたことから、高さ調整が上手くいっていないこともあるでしょう。
自分で弦高を低くしようとした時も同様です。とくにナットの下部分をヤスリで削りすぎたことで、開放弦や1フレットまたは2フレットを弾いた時に音がビビってしまうこともあります。
対策としてはナット幅を計り新たに注文するか、リペアショップで理想の弦高に合わせた特注品を作成してもうことも可能です。

フレットのすり減り

続いては、ギターフレットが原因となるケースです。フレットもあくまで消耗品であり、長年の使用によって徐々にすり減ってきます。

ギターリペアに慣れている方でしたら、マスキングをしてフレットのすり合わせを自分でやってしまう方も多いです。しかしギターリペアに慣れていない方の場合だと、ギターのネック自体に傷をつけてしまったり、均等なすり合わせができないこともあります。

ご自身でできないと判断した時は、リペアショップまたはご購入した楽器店に相談にいってください。できることなら、信頼できるリペアショップが自宅近くにあることが望ましいです。

ネックを固定しているネジのゆるみ


画像出典:テイラーギター

続いてはセットネックではなくボディ内部からネジで固定するジョイント法を採用しているギターの、ジョイント部分ネジのゆるみが原因となるケースです。大手メーカーであるテイラー社のギターなど、ネックをネジで固定されています。

ネックをネジで固定することで、ネックの仕込み角度を僅かずつ調整することができるなど、メリットも多数あるのです。しかしネックを固定しているネジがゆるむことから、ボディ材に接触しながら共鳴してしまうことがあります。今一度、ネジのゆるみがないか確認しておきましょう。

またペグやブリッジ周り、ピックアップ周りなど、その他にもネジのゆるみがないかチェックしておきましょう。

ピックアップの配線

続いてはピックアップを装着したエレアコのボディ内で、固定されていた配線のゆるみが原因となる場合です。ボディ内で固定されていた配線ですが、演奏時に起こる振動だけではなく、移動時に起こる振動も重なり、固定されていた配線がゆるむことがあります。そのため、弦を弾く度にボディと接触し余計な共鳴音がなるという場合もあるのです。

例えばL.R.Baggs(エルアールバックス)社の人気モデルであるAnthem(アンセム)などでは、ピエゾピックアップとコンデンサーマイクの2種類を設置させる必要があります。そのため配線の本数も多くなるので、よりしっかりと固定させなければいけません。

余計な共鳴音の原因が配線のゆるみからくるものだった場合、ゆるんでいる箇所を発見し取り外しやすい結束バンドで束ねる必要があります。

ブレーシングの外れ具合

最後は、ギタープレイヤーが最も気づくにくい点といっても過言ではありません。アコギボディ内に貼り付いている、ブレーシング材の外れが原因となるケースです。

ブレーシング(力木)とは、アコースティックギターだけではなくヴァイオリンやウクレレにも使用されており、ボディ材に設置されている木材の骨組みのことを指します。ボディトップやサイドバックの補強材としてだけではなく、弦振動をボディへ適格に伝える役目も補っています。基本的に、木工用ボンドで接着されている木材です。

よくある例としまして、アコギのバック面に貼り付いているブレーシングが外れかけ、音を鳴らした時に接着が甘くなったブレーシングとボディが接触しながら振動することで、余計な共鳴音を発することがあります。アコギのバック面は少しアーチをえがいているため、ブレーシング材の反発作用も強くなるのです。

ブレーシングの接着を強化するには、専用の器具が必要です。また作業工程には2~3日は必ずかかるので、お早めにギター購入店舗またはリペアショップに持ち込みましょう。

おわりに

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今回はアコギの音がビビる原因を6つご紹介しました。とくにアコギのネックは、変化が激しい箇所です。またレギュラーチューニングでは正常な音だけど、半音下げチューニングにしたら音がビビる、というようなことも出てくると思います。

ご自身で弦高を低くする時などは、あらかじめ12フレットの弦高や、ナットやブリッジの高さをメモしておくこともお忘れなく。

日頃から雑に扱わず長距離の移動ではハードケースを使うなど、最低限のお手入れを欠かさずにすることで、故障するリスクは確実に減っていきます。