今回は日本の代表的な童謡「赤とんぼ」のソロギターに挑戦してみましょう。「赤とんぼ」を聴くと少年時代を思い出す、という方も多いのではないでしょうか。
そんな誰もが一度は聴いたことのある名曲「赤とんぼ」を、簡単コード進行で楽譜とタブ譜を解説しながら進めていきます。それでは曲のキーとコード進行を、譜面を使いながらメロディと共にチェックしていきましょう。
「赤とんぼ」コード&メロディ
8小節区切りで1セクションとなっています。
ⅠM7 | GM7 | T |
Ⅱm7 | Am7 | SDⓢ |
Ⅲm7 | Bm7 | Tⓢ |
ⅣM7 | CM7 | SD |
Ⅴ7 | D7 | D |
Ⅵm7 | Em7 | Tⓢ |
Ⅶm7♭5 | F#m7♭5 | Dⓢ |
*ⓢ・・・代理
*T・・・トニック(安定)
*SD・・・サブドミナント(少し不安定)
*D・・・ドミナント(不安定)
まずは「赤とんぼ」のメロディを、フィンガーピッキング(指弾き)で弾いてみましょう。それでは次にコード進行を元に、ベース音となるルート音を付け足していきます。

「赤とんぼ」メロディにベース音を付け足す
tab譜を見てもらうとわかる通り、ベース音となるルート音を付け足すことによって自ずと左手の指使いも見えてきます。
ソロギターが初めての方は、こちらの<メロディ+ベース音>から練習してみてください。
運指
Gコードの箇所では、6弦3フレットを左手薬指、3弦2フレットを中指、2弦3フレットを小指で押さえます。
Cコードの箇所では、5弦3フレットを左手薬指、1弦3フレットを小指で押弦。
G/Bコードおよび、Bmコードの箇所では、5弦2フレットを左手中指、2弦3フレットを小指で押弦。
Dコードの箇所では、4弦は開放で、3弦2フレットを左手中指で押弦。
左手の小指で正確に押さえられるよう意識して演奏してみてください。
「赤とんぼ」完成型ソロギターTAB譜
*目標テンポ80
こちらが簡単アレンジ「赤とんぼ」ソロギターtab譜です。アコースティックソロギターでは、厳密に指使いはきまっておりませんが、3本弦を同時に弾く時の、右手の指使いではベース音となる低音弦を右手親指、残りの2本は、上から人差し指と中指、または中指と薬指で捉えます。演奏しやすいほうでいいので、試してみてください。
おわりに
今回の「赤とんぼ」簡単ソロギターはどうだったでしょうか。ギター初心者の方でも練習すれば確実に弾けるようアレンジしてありますので、ぜひチャレンジしてみてください。
無理に暗譜(譜面を暗記)する必要はありません。譜面を見ながら、リズムと指使いを意識して取り組んでください。
最初は指使いなどを意識しながら演奏することで徐々に「アコギ脳」が鍛えられ、しだいに無意識的に演奏できるようになっていきます。