コンディミとは?/コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール

コンディミスケールを奏でるギター

今回はディミニッシュ・スケールに引き続き、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールを解説していきます。

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールを略して”コンディミ“と言われるのを聞いたことがある方もおられるかと思います。
何やら難しそうなスケール名と感じますが、作りはディミニッシュ・スケールとなんら変わりません。

ディミニッシュ・スケール編】と合わせてご覧ください。

Cコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール
音階名・・・ド、レ♭、レ#、ミ、ファ#、ソ、ラ、シ♭
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コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールとは


ディミニッシュ・スケールと同様に、コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールも2つのdimコードの構成音を組み合わせた、8音からなるスケールです。
ジャズでも多用されるスケールの1つで、主にドミナント7thコード上で使用されます。

*ディミニッシュ・スケール群とその他のスケールとの違いは、スケールの構成音からダイアトニックコードが導き出されていましたが、ディミニッシュ・スケール群の場合はコードからスケールが導き出されるという、まったく逆のケースとなっています。

コンディミの構成音

ディミニッシュ・スケールの場合は、Tonicから数えて2ndにあたる音をTonicとするもう1つのディミニッシュ・コードの構成音との組み合わせでした。
Cディミニッシュ・スケールの場合は、Cdimコードの構成音とDdimコードの構成音の組み合わせになります。

Cディミニッシュ・スケール
Cdimコードの構成音+Ddimコードの構成音

コンディミの場合は、Tonicから数えて♭7thにあたる音をTonicとするもう1つのdimコードの構成音を組み合わせて作られます。
ここで、Cのコンディミを取り上げ見てみましょう。

Cコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール
Cdimコードの構成音+B♭dimコードの構成音

Cコンビネーション・オブ・ディミニッシュの場合は、CdimコードとB♭dimコードの組み合わせによって構成されています。
次に、それぞれの構成音を確認してみましょう。

Cdimコード
構成音・・・ド、レ#(ミ♭)、ファ#(ソ♭)、ラ

B♭dimコード
構成音・・・シ♭、レ♭、ミ、ソ

この2つのdimコードが組み合わさり作られるのが、コンディミことコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールになります。

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール
構成音・・・Tonic、♭2nd(♭9th)、#2nd(#9th)、3rd、#4th(#11th)、5th、6th、♭7th
ドミナントスケールの条件である3rdと♭7thのトライトーンも含むため、トニックコードへ向かうドミナントフレーズにも対応しているスケールです。

コンディミの簡単な覚え方

コンディミの場合だと、Tonicから数えて「♭7thのdimコードトーンを足す」と覚えてもいいのですが、少し考えにくいという方でしたら、「半音上のdimコードの構成音を足す」と覚えておくと良いでしょう。

キーがCメジャーの楽曲があったとして、G7→Cというコード進行のG7コード上でコンディミを弾こうと思いついたとしましょう。
その場合は、Gdimコードの構成音に加え、G#dimコードの構成音を組み合わせれば、Gコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールとなります。

Gdimコード
構成音・・・ソ、シ♭(ラ#)、レ♭(ド#)、ミ

G#dimコード
構成音・・・ソ#(ラ♭)、シ、レ、ファ

Gコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール
音階名・・・ソ、ラ♭、ラ#、シ、ド#、レ、ミ、ファ

ここで、しっかりと合っているか確かめるために、Gから数えて♭7thに位置する、ファをTonic(ルート)とするFdimコードの構成音と、G#dimコードの構成音を比べてみましょう。

Fdimコード
構成音・・・ファ、ラ♭(ソ#)、ド♭(シ)、レ

G#dimコード
構成音・・・ソ#(ラ♭)、シ、レ、ファ

見ていただけるとわかる通り、違いは並びだけです。
インターバル編でも解説しましたが、規則的(1.5音ずつ)に並べられたdimコードは、1音でも共通した構成音を持つなら、同じ構成音となります。

(例)
D#dimコード
構成音・・・レ#、ファ#、ラ、ド

Cdimコード
構成音・・・ド、ミ♭(レ#)、ソ♭(ファ#)、ラ

さらにコンディミの構成音のインターバルは、半音→全音の順で並んでいるため、1オクターブで半全半全半全半全(半全×4)と覚えておいてもいいでしょう。

ギター指板のコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール

それでは、実際にギターでコンディミを弾いてみましょう。
使用するスケールはGのコンビネーションオブディミニッシュスケールになります。

3ノートフレーズ(1弦につき3音)でのエクササイズを、3つご用意しました。

コンディミ/ポジション1


まず初めのギターエクササイズは、6弦3フレットを左手人差し指から始めるGコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールです。

コンディミ/ポジション2


続いてのギターエクササイズ、5弦10フレットを左手小指で始めるGコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールです。

コンディミ/ポジション3


最後のギターエクササイズは、5弦10フレットを左手人差し指から始めるGコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールです。

おわりに

今回は、♭9th、#9th、#11th、6thをテンションに持つ、非常に緊張感の高いスケールとしてコンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケールを解説しました。

瞬時にコンディミを把握できなくてもかまいません。
まず初めは、コンディミがどのような構成になっているのかを理解するところから始めてみてください。