今回はCubase(キューベース)に録音したトラックに、リバーブエフェクトをかける方法を解決します。Cubase・DTM初心者の方はぜひご覧ください。

Cubaseリバーブ設定の手順
■STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Elements 10.5 DAW
それでは、順を追ってリバーブのかけ方を解説します。やり方は至って簡単です。
FXトラックを作成
リバーブは「Sends」(センド方式)にセットするので、そのための「FXトラック」を作成します。「プロジェクト」→「トラックを追加」→「エフェクト」をクリック。これでFXトラックが新規に作成されました。
FXトラックにReverbをセット
続いて「トラックを追加」が新規に立ち上がったら、「エフェクト」欄から「Reverb」を選択。ここでは「Reverb」欄から「RoomWorks SE」を選択しました。
選択後「トラックを追加」をクリックすると、「Reverb」詳細設定を変更できるページが立ち上がります。ここでは「MIX」の値を「100」に合わせましょう(センド方式で使用するため、エフェクト専門の音を作成)。
この詳細設定ページは「FXトラック」から、「Inserts」欄の「e」ボタンから出すことが可能です。
録音したトラックのSends(センド)にFXトラックを挿入
続いてリバーブをかけたいトラックを選択し、「Inspector」欄の「Sends」をクリック。その中から「FX1-RoomWorks SE」を選択してください。
「RoomWorks」がセットされたら、左上部にある「電源アイコン」がON/OFFスイッチです。またメモリ欄をドラッグまたは数値を打ち込むことで、センド量を変化できます。
リバーブのEQと微調整
最終的なセンド量を決める前に、リバーブのEQを設定しましょう。「FXトラック」の「e」ボタンをクリックし、「EQ」を選択します。
リバーブをかけることでサウンドが不明瞭になることがあり、その原因が低音にあります。中高域に比べ、低域はリバーブのかかりが目立ちやすいのです。
ここでは「EQ 1」の「グラフアイコン」をクリックし、「High Pass」を選択。150Hzより下の音域をカットしました。
選択した周波数(カットオフ)より高い周波数は通し、低い周波数を減退させる。別名「ローカットフィルター」とも呼ばれる。

おわりに
今回はCubaseにて、リバーブの設定手順を解説しました。リバーブの使用法に決まりがあるわけではないので、楽器の種類やジャンルによって詳細設定を変えてみてください。
またリバーブの種類によってもキャラクターが違いますので、色んなリバーブを使ってみることをおすすめします。