音楽界の異端児と呼ばれるエリック・サティ巨匠の『ジムノペディ』を簡単ソロギターアレンジで弾いてみましょう。
「ジムノペディ」は、聴けばすぐにわかるクラッシク代表曲の1つです。現代でも様々なところでBGM、挿入曲として使用されています。
「ジムノペディ」のソロギターアレンジでは、メインの伴奏部分と、メロディ部分と分け解説していきます。それではコード進行とともに、伴奏部分をチェックしてみましょう。
「ジムノペディ」コード進行
まずは「ジムノペディ」のメインコード進行をチェックしてみてください。
コード進行は<AM7→EM7>の繰り返しとなっています。
プレイキーはEメジャーです。
ⅠM7 | EM7 | T |
Ⅱm7 | F#m7 | SDⓢ |
Ⅲm7 | G#m7 | Tⓢ |
ⅣM7 | AM7 | SD |
Ⅴ7 | B7 | D |
Ⅵm7 | C#m7 | Tⓢ |
Ⅶm7♭5 | D#m7♭5 | Dⓢ |
*ⓢ・・・代理
*T・・・トニック(安定)
*SD・・・サブドミナント(少し不安定)
*D・・・ドミナント(不安定)
メインのコード進行は4番目のAM7コードから、1番目のEM7コードへの進行となります。
今回の「ジムノペディ」簡単アレンジでも、エンディング部分までは、AM7とEM7コードの繰り返しとなっています。
まずはこちらの伴奏をフィンガーピッキング(指弾き)でマスターしてみましょう。
運指ポイント
4本の弦を同時に弾くフレーズは、一番上の弦を右手親指、残りを上から順に、人差し指、中指、薬指でピッキングします。
AM7コードの小節では、3弦6フレットを左手薬指、2弦5フレットを中指、1弦4フレットを人差し指で押さえます。
EM7コードの小節では、左手人差し指で3弦4フレットから1弦4フレットを、ベタッと寝かせるようにセーハフォームで押さえます。
続いてメロディ部分をチェックしてみましょう。
「ジムノペディ」メロディ
こちらが「ジムノペディ」メインメロディです。
メロディは5小節目から始まります。
1弦を弾く時は右手薬指、2弦は中指、3弦は人差し指でピッキングします。
「ジムノペディ」ソロギター簡単アレンジ
*目標テンポ65
こちらが簡単アレンジ「ジムノペディ」ソロギターtabとなります。
最終的には、G#mコード、C#mコード、F#mコードの3つがエンディング部分に加えられ、5つのコードでアレンジしています。
演奏する上での注意点は、伴奏とメロディをしっかりと頭の中で把握しながら弾くことです。
「ジムノペディ」ソロギター運指ポイント
G#mコードの小節では、左手人差し指で6弦4フレットから指をベタッと寝かせ、セーハフォームで押さえながら、4弦6フレットを薬指で押さえます。
C#mコードの小節では、5弦4フレットから左手人差し指でセーハフォームで押さえ、3弦6フレットは薬指、2弦5フレットは中指で押さえます。
F#mコードの小節も同様に、6弦2フレットから左手人差し指でセーハし、4弦4フレットは薬指で押さえます。
おわりに
今回の「ジムノペディ」ソロギターアレンジも、練習すれば誰でも弾けるようになります。
ぜひチャレンジしてみてください。
ギター初心者の方は、まずは伴奏部分<AM7→EM7>のフィンガーピッキングから練習してみてください。