【きらきら星】ソロギターTAB譜&楽譜

きらきら星

今回はフランスの童謡として世界各国で愛される、「きらきら星/Twinkle Twinkle Little Star」の簡単ソロギターアレンジをTAB譜と楽譜と共に解説していきます。「きらきら星」のソロギターは、ギター初心者の方にもおすすめな1曲です。メロディラインは4分音符と2分音符だけで構成されています。

ソロギターにチャレンジしてみたい方、アコースティックギターでフィンガーピッキングをしたい方、またはアコギで弾き語りをしている方で表現の幅を広げたい方、ぜひとも「きらきら星」簡単ソロギターアレンジに挑戦してみてください。

それでは、骨組となる曲のキーとコード進行からチェックしていきましょう。

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「きらきら星」コード進行

(4/4)
|C      |F  C  |G7  C  |G7  C  |

|C  F  |C  G7  |C  F  |C  G7  |

|C      |F  C  |G7  C  |Dm-G7-C  ||

4/4(四分の四拍子)で、曲のキーはCメジャーでアレンジしています。
*Cメジャーダイアトニックコード
ⅠM7 CM7 T
Ⅱm7 Dm7 SDⓢ
Ⅲm7 Em7 Tⓢ
ⅣM7 FM7 SD
Ⅴ7 G7 D
Ⅵm7 Am7 Tⓢ
Ⅶm7♭5 Bm7♭5 Dⓢ

*ⓢ・・・代理
*T・・・トニック(安定)
*SD・・・サブドミナント(少し不安定)
*D・・・ドミナント(不安定)

小節数は12小節です。最後のコード進行である<Dm→G7>は、Ⅱ-Ⅴ(ツーファイブ)進行となっています。ダイアトニックコードの2番目のDmコードから、5番目のG7コードへ不安感を高め、主音コードのCコードで終わるという完全終止のコード進行です。

「きらきら星」メロディライン

続いてメロディラインをタブ譜と楽譜でチェック。まずは「きらきら星」のメロディを、フィンガーピッキング(指弾き)で弾いてみましょう。出てくる音符は4分音符と2分音符の2つだけです。

メロディは1弦と2弦の使用なので、右手の指使いに特にこだわったプレイスタイルが無い方は、2弦を中指、1弦を薬指で捉えながら弾いてみてください。

それでは次にコード進行を元に、ベース音となるルート音を足していきます。

「きらきら星」メロディにベース音を付け足す

tab譜を見てもらうとわかる通り、ベース音となるルート音を付け足すことによって自ずと左手の指使いも見えてきます。ソロギターが初めての方は、こちらの<メロディ+ベース音>から練習してみてください。

まずCコードの小節では、5弦3フレットのルート音は左手薬指で押さえましょう。メロディラインの2弦1フレットは人差し指、1弦3フレットは小指で捉えます。

Gコードの小節も同様で、ルート音の6弦3フレットは左手薬指で押さえ、メロディの2弦3フレットは小指、1弦1フレットは人差し指で押弦。

最後の小節で出てくるDmの箇所は、4弦開放に加え、次のGコードへ行きやすいよう2弦3フレットは左手小指で押弦。

Fコードの小節では、ルート音が4弦3フレット、メロディが1弦5フレットを押さえるフレーズが出てきます。こちらは4弦3フレットを人差し指、1弦5フレットを小指で押さえます。

一方で、6弦1フレット、1弦1フレットを押さえるFコードの小節では、次の運指がしやすいように、ネックを握り込むように6弦1フレットを左手親指で押さえ、1弦1フレットは人差し指で押さえます。

それでは最後にコードトーンを付け足していき、ソロギター全体を少し豪華にしていきましょう。

「きらきら星」ソロギター完成型TAB譜

*目標テンポ70

こちらが簡単アレンジ、「きらきら星」ソロギターTAB譜となります。メロディの流れは動画でチェックしてください。4本の弦を同時に弾くフレーズは、一番上の弦を右手親指、残りを上から順に、人差し指、中指、薬指でピッキングします。

1小節目の終わりの1弦3フレットから、2小節目の1弦5フレットへ行く時は左手小指を滑らせるように動きましょう。

2小節目のFM7コードの左手指使いは、4弦3フレットを左手人差し指、3弦は弾かずミュート、2弦5フレットは薬指、1弦5フレットは小指で押さえます。ちなみにFコードに対して、2弦5フレットのミがM7th音です。

最後のDmコードの左手指使いは、4弦は開放、3弦2フレットを左手中指、2弦3フレットを小指で押さえます。そうすることによって、次のGコードフォームに移りやすいはずです。初めはゆっくりでいいので、タブ譜をなぞってみてください。

おわりに

今回は「きらきら星」を簡単ソロギターにアレンジしました。メロディがとてもシンプルなので、とくにソロギター初挑戦の曲としてもおすすめです。

無理に暗譜(譜面を暗記)する必要はありません。譜面を見ながら、リズムと指使いを意識して取り組んでください。