【音感】トレーニング入門

ギターを使って音感トレーニングする

今回は”音感”トレーニングについて解説します。絶対音感がない方や、大人になってから音楽を始めた方でも、音感は鍛えることができるのです。

音感が高まれば楽器を使って楽曲のキー判別や、フレーズがすぐに耳コピすることができます。そのために必要な、記憶しておくべき”響き”(ハモり)についても解説しますので、ぜひご覧ください。

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大人でも鍛えられる相対音感

幼少期から音楽教育を受けた方の中には、絶対音感をお持ちの方もおられます。絶対音感をお持ちの方であれば、対象音の音名を答えることが可能です。そのためには早い段階で音楽教育を受けておく必要があります。

しかし大人になってからでも発達する音感があり、それが相対音感です。相対音感とは基準となる音との相対的な音程によって、音の高さを識別する能力です。

「AとBどちらの音が高いか」というような判断は、ほとんどの方が判別可能だと思います。さらに相対音感が発達することで、楽曲中の主音となる音・コード進行なども”移動ド”として判別可能です。楽器が手元にあれば、瞬時に正確な音名を探し出せます。

もちろんそのためには、感覚的に音楽訓練をこなしていくのではなく、音楽理論の裏付けがとても役に立ってくれるのです。続いては、理論的に重要な”響き”について解説してきます。

相対音感を高めるために重要な”響き”

ここからは、重要な5つの”響き”(ハモり)について解説します。お手元にギター(楽器)がある方は、ぜひ一緒に弾いてみてください。それぞれの響きを、理論的にわかった上で体感してみましょう。

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ユニゾンの響き

まずはユニゾンの響きです。ギターでは同じ音高の音を鳴らすことができるので、1弦開放のミ・2弦5フレットのミを使ってユニゾンの響きを確認してみましょう。

耳コピをする時もリズム符と同時に、対象のフレーズとユニゾンするポジションを探します。これはカラオケで歌う時も、頭の中でイメージする音とユニゾンするように歌っているのです。

■ユニゾン(unison)
複数の楽器で同じ旋律(メロディ)を奏でること。
男性と女性・ギターとベースなど、オクターブ違いの旋律でもユニゾンとなります。

オクターブの響き

続いては1オクターブ離れたケースです。4弦2フレットも1弦開放も鳴っている音はミですが、音高が1オクターブ違います。

■オクターブ(octave)
対象音の完全8度上または下の音。周波数比2:1の音程。

3度の明るいハモりと暗いハモり

続いては3度のハモリです。2弦1フレットのドを基準にした時、1弦開放のミは長3度(M3rd)にあたります。これはメジャーコードにおける3度と同様で、同時に鳴ると明るい響きとなるのです。

続いては、暗い響きのする短3度のハモリです。3弦5フレットのドを基準とすると、2弦4フレットのミ♭は短3度にあたります。これはマイナーコードの3度と同様、暗い響きです。

ちなみに、2弦1フレットと3弦5フレットは同じ音高になります。

完全5度のハモリ

続いては完全5度(P5th)のハモリ。はるか昔にピタゴラスが発見したといわれる、完全協和音の1つです。メジャーコードとマイナーコードにも、入っている重要な音となっています。

ギターの低音弦を使って弾くパワーコードも、Root(根音)+完全5度を使用。

■完全協和音
・完全1度・完全8度・完全4度・完全5度
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アボイド・ノートの響き

最後はアボイド・ノートの響きです。これは基準となる音から半音上の音、つまり♭9thにあたる関係になります。2弦4フレットのレ#(ミ♭)と1弦開放のミを同時に鳴らすと、”はずれた音”または”音がぶつかっている”と感じるはずです。また踏み切り音とも呼ばれ、とても怪しげな雰囲気を醸し出します。

ポピュラーミュージックでは避けるべき音(avoid)とされていますが、意図して使用されている楽曲もあるのです。

音感と耳コピ

まずはここで解説した代表的な響きを体感し、身体にしみこませてください。ここからさらに1歩進んだトレーニングとしまして、自分の好きな楽曲のキー(調)を探してみましょう。

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やり方はいたって簡単です。楽曲を聴きながら、メジャースケール(またはマイナースケール)のキーを変えながら弾いてみてください。その上で”合う”と感じたキーが、正解がどうか確認します。

これを繰り返していくことで、転調する部分やノン・ダイアトニック・コードが使用されている小節など、聴いただけで認識できるようになるのです。

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おわりに

今回は音感トレーニングについて解説しました。キーを探し当てるトレーニングは自宅でも手軽に行えますので、ぜひ実践してみてください。

次のステップとしましては、歌メロやギターのリフなど、短いメロディから耳コピを始めてみましょう。

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