今回はロック・ギターを弾いてみたい方に向けて、入門ギターフレーズを解説していきます。J-POPにも多く取り入れられる歪みギターは、ギター初心者の方はぜひ身に着けておきたいテクニック集です。

ロック・ギターエクササイズ
今回はエレキギターのサウンドを、ディストーションサウンドでプレイ。ピックを持った右手はブリッジ付近に触れるようにし、余分な音がでないようにミュートしておきましょう。
パワーコード・バッキングTAB.1
まず最初のロック・ギターエクササイズはこちら。ピックを持つ右手の手刀部分を深めにブリッジへ触れることで、サウンドにミュートをかけながらAのパワーコード(ルート+5度)を弾きます(もしくは5弦開放のみでもOK)。ブリッジ側からネック方向へ右手を移動させるほどミュートが深くかかっていくので、ちょうど良いポジションを見つけることがポイントです。
なおかつネックを左手で握り込むようにし、左手親指で6弦をミュートしておくことも忘れずに。
パワーコード・バッキングTAB.2
続いては、エクササイズ1から1歩進んだパワーコード・バッキング。1拍目の表・2拍目の裏・4拍目の表だけミュートを外しピッキング。ピッキングする瞬間に、ミュートを外すことを心がけてください。
オクターブ奏法TAB.3
続いては、3弦と5弦を使ったオクターブ奏法(1オクターブ違う同じ音)のエクササイズ。”ONE OK ROCK”や”SCANDAL”など、数々のロックバンドで使用されている奏法の1つです。
左手指使いは、人差し指と薬指または人差し指と小指で押さえてください。ジャズギターの名手ウェスモンゴモメリーは、5弦とを人差し指・3弦を薬指で押さえています。ピッキング・パターンは8ビートの表拍をダウン、裏拍をアップでピッキングしてみましょう。
ダブルチョーキングTAB.4
続いては、2弦と3弦を使ったダブル・チョーキングのエクササイズ。左手薬指で押さえた3弦だけをチョーキングすることで、人差し指で押さえた2弦とユニゾン(同じ音程)させます。チョーキングする際に、2弦を押さえている人差し指が動いてしまわないように注意しましょう。
ミュート+アルペジオTAB.5
続いては、ミュートをしながらアルペジオをするエクササイズ。バッキングのみならず単音をミュートすることで、ギターソロ中にもニュアンスをつけることができます。ピッキング・パターンは、全てダウンで弾いてみてください。
ピッキングハーモニクスTAB.6
最後のロック・ギターエクササイズはこちら。ギターソロからピッキング・ハーモニクスです。ピッキングをした瞬間に、右手親指の第一関節で弦に触れ、そうすることでハーモニクスを出します。
もちろん弦に触れすぎると音がミュートしてしまうので、ちょうど良い加減を身に着けてください。ピッキング・パターンは、全てダウンで弾いてみましょう。
おわりに
今回はロック・ギター入門エクササイズを解説しました。まだまだ奥深い世界が広がるロック・ギターは、テクニックがレベル・アップするほど楽しくなってくるはずです。ぜひあなただけのロック・ギタースタイルを確立させてください。