以前に中卒ギタリストの高卒認定試験対策の英語学習でご紹介した、海外ドラマ「The O.C.」の名曲18選をご紹介します。「The O.C」のファンの方も、まだ見たことない方にも、きっとお気に入りの1曲が見つかると思います。
このドラマの舞台は、カリフォルニア州オレンジカウンティ。格差社会を生き抜く主人公ライアンが、様々な困難に立ち向かい成長していくヒューマンドラマです。
英語学習のポイントは、英語ワールドに入り込むのがもっとも大切。そんな時におすすめするのが、「The O.C.」です。英語字幕を確認したい方はDVDをオススメ。
- 主題歌「CALIFORNIA」PHANTOM PLANET
- 「HALLELUJAH」JEFF BUCKLEY
- 「Fix You」Coldplay
- 「Champagne Supernova」Oasis
- 「Hide And Seek」Imogen Heap
- 「Speeding Cars」Imogen Heep
- 「Forever Young」Youth Group
- 「You Got Me All Wrong」Dios Malos
- 「Paint The Silence」South
- 「Honey And The Moon」Joseph Aethur
- 「Dice」Finley Quaye
- 「I’m Shakin」Rooney
- 「Move on」JET
- 「Orange Sky」Alexi Murdoch
- 「HELLO SUNSHINE」SUPER FURRY ANIMALS
- 「Into Dust」MAZZY STAR
- 「Maybe I’m Amazed」Jem
- 「If you leave」Nada Surf
- おわりに
主題歌「CALIFORNIA」PHANTOM PLANET
「The O.C.」といったら、この曲。アメリカのロックバンド、ファントムプラネットの「カリフォルニア」です!
「The O.C.」の主題歌に起用され一躍大人気となりました。残念ですが、2008年に解散しております。一度聴けばすぐに覚えてしまう曲。
歌詞の内容としましては「俺たちナンバー1になるためにカリフォルニアに戻ってきだぜ」という感じです。2002年発売のアルバム「THE GUEST」の第1曲目に収録されています。
このファントムプラネットのカリフォルニアの曲のすごいところは、なんと使われているコードが3つだけなんです。楽器がそばにある方は弾いてみてください。
lC#m lA E lA E lA E l
・Aメロ
lC#m lA E lA E lA E l
lC#m lA E lA E lA E l
・サビ
lA lE lA lE lA l
こちらがメインのコード進行。Eメジャーダイアトニックコードの、ⅠとⅣとⅥmの3つの組み合わせ。まさにシンプルイズベストの曲です。ギター初心者の方にもオススメな練習曲でしょう。
「HALLELUJAH」JEFF BUCKLEY
次の曲はジェフ・バックリィさんの「ハレルヤ」です。ジェフバックリさんはアメリカの雑誌ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大なシンガー100人において39位の成績を残しております。
天声の歌声と言われたジェフ・バックリィさんですが、水泳中に30歳の若さでお亡くなりになられました。ハレルヤを聞くたびにシーズン1のラストシーンが蘇ってきます。なんとも胸が苦しくなる曲です。
この「ハレルヤ」ですが、ジェフ・バックリィさんはカバーで、原曲はカナダのシンガーソングライターのレナード・コーエンさんが1984年に発表しました。2016年に82歳でお亡くなりになっています。
ジェフバックリィさんをはじめ、数々のアーティストがカバーしてきた曲です。
世界的ロックバンドU2のボーカリストのボノさんは「ハレルヤ」を、世界で最も完璧な曲、と言っています。
「Fix You」Coldplay
続きまして、イギリス出身のロックバンド、コールドプレイの「Fix You(フィクスユー)」です。ささやきかけるような1曲。
ドラマの中では、物語が少し良い風に変わっていこうかなという時にかかっています。コールドプレイは、日本でもとても人気なロックバンド。
「Champagne Supernova」Oasis
実はあの正統派ブリティッシュ・ロックバンド・Oasisからも、「Champagne Supernova」が挿入曲として使われています。Oasisは2009年に解散していますが、今もなお世界で愛され続けるバンドです。
主人公ライアンの相棒セスが、サマーと雨の中再開するシーンは、ファンの皆様も印象に残っているシーンだと思います。
オアシスも日本ではとても有名で「Champagne Supernova」も人気が高い曲なんですが、こちらの曲も有名です。
「Don’t Look Back In Anger」はイギリスの裏国歌といわれています。こちらの間奏でのギターソロは、ギタリスト必修科目ではないでしょうか。
「Hide And Seek」Imogen Heap
イギリスの裏国歌をご紹介したところで、続いて「The O.C.」の裏主題歌をご紹介。イモージェンヒープさんで「Hide And Seek」です。
聴いてもらうとわかるとおり、とてつもない幻想的な世界観。中々「Hide And Seek」のような雰囲気の曲とは出会わないと思います。
ドラマ中ではお葬式のシーンで流れます。シンガーのイモージェンヒープさんはこちらの曲が入った2ndアルバム「Speak for Yourself」発表した翌年2006年に、グラミー賞最優秀新人賞に輝いております。
ドラマ中にこの「Hide And Seek」が流れた時はたちまちアメリカ中の話題となり、大ブレイクしました。イモージェンヒープさんは素敵な歌声だけではなく、ピアノ・ギター・ドラムもこなすマルチプレーヤーです。
「Speeding Cars」Imogen Heep
イモージェン・ヒープさんよりもう1曲、「Speeding Cars」です。こちらは高校の卒業式のシーンで流れました。テイラーのスピーチ姿が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
「Forever Young」Youth Group
こちらの「Forever Young」はThe O.C.ファンの方からは外せない1曲ではないでしょうか。
オーストラリア出身のロックバンドユースグループが奏でる「Forever Young」は、使われるシーンごとに、まさにベストマッチで流れてきます。
実はこちらもカバー曲でして、原曲は1982年に結成の「Alphaville(アルファヴィル)」というドイツのバンドです。
「You Got Me All Wrong」Dios Malos
続いてアメリカのロックバンド、ジオス・マロスより「You Got Me All Wrong」です。
この不思議さ、悲しさ、切なさが入り混じった雰囲気はとても情感的。ちなみに聴いてもらうとわかる通りこちらも繰り返しのコード進行になります。
主にこの2つ。
「Paint The Silence」South
こちらはサウスというイギリスの3ピースロックバンドです。この出だしのアコースティックギターサウンドが、何かの始まりを期待させるようなニュアンスで曲が始まります。
ちなみコード進行はこちら。
シンプルな進行で、キーAの曲です。コードチェンジが入るのは4拍目の裏。この曲のDコード自体は、Eコードへの味付けみたいなものなので、メインコードは3つだけとなります。
曲に使われるコードが少ないということは曲自体の発展も難しいとこですが、「Paint The Silence」では曲が持つ切ないイメージがピッタリO.C.にマッチしております。
「Honey And The Moon」Joseph Aethur
こちらアメリカのシンガー、ジョゼフ・アーサーさんで「Honey And The Moon」です。こちらもアコースティックギターがメインの楽曲。かなり切ない悲しい雰囲気の曲です。
やはり「Honey And The Moon」を聴いて浮かんでくる情景といえば、夕日をバックにしたマリッサが遠ざかっていくシーンではないでしょうか。
「Dice」Finley Quaye
こちらフィンリー・クエリさんより「Dice」。曲の始まりは不思議なニュアンスです。
年が明けようとしている時に、階段を駆け上がるライアンが目に浮かぶのではないでしょうか。
こちらの曲は循環コードで構成されています。こちら4つのコードの繰り返しになります。
「I’m Shakin」Rooney
こちらアメリカのロックバンド、ルーニーより「アイム・シェイキン」です。ドラマシーンの中でも、ライアンたちがみんなでライブを見に行ったルーニーになります。
ドラマシーンでは、ルークが熱狂して「ル~二~!」と歓声を送っていました。もちろんファンの皆さんは、ルーニーが実在していたバンドとは知っていたと思います。「アイム・シェイキン」はとてもキャッチーな1曲。
「Move on」JET
こちらはオーストラリア出身のロックバンド、JETから「Move on」。直訳すると、「進む」です。日本にも熱いファンは多いのではないでしょうか。
デビューアルバムの『ゲット・ボーン』は世界中で350万枚以上のセールスを記録しております。
「Orange Sky」Alexi Murdoch
こちらはイギリス出身のアレクシ・マードックさんより「Orange Sky」です。こちらの曲もアコースティックギターがサウンドの中心。とても切ない1曲です。
こちらの「Orange Sky」のコード進行は出だしからほとんどが、DコードとGコードの交互で構成されています。
「HELLO SUNSHINE」SUPER FURRY ANIMALS
こちらは、イギリスのロックバンド、スーパー・ファーリー・アニマルズより「ハロー・サンシャイン」です。聴いてもらうとわかる通り、セスとサマーのテーマソングといってもよいでしょう。
「Into Dust」MAZZY STAR
こちらはアメリカのロックバンド、マジー・スターより「Into Dust」です。1990年デビューのバンドなので、O.C.の挿入曲の中では古巣のバンド。
ボーカルのホープ・サンドヴァルさんの歌声はとても幻想的で、アコギサウンドともベストマッチしています。ドラマ中ではライアンがマリッサを探し出し、救うシーンが印象的でした。
「Maybe I’m Amazed」Jem
次はイギリスのシンガーJemさんの歌う「Maybe I’m Amazed」です。ドラマ中にはJemさん自身が出演し、歌われております。ドラマ挿入歌ノスタルジー部門ではナンバー1ではないでしょうか。
そんなジェムさんが歌う「Maybe I’m Amazed」の原曲はなんと、Beatles(ビートルズ)解散後にポール・マッカートニー氏が発表したものです。ポール氏の歌も最高ですが、間奏のギターソロもとても感情に訴えてきます。
「If you leave」Nada Surf
最後にご紹介するのはアメリカのロックバンド、Nada Surf(ナダサーフ)が歌う「If you leave」。
こちらもカバーソングになります。原曲はイギリスのバンドOMDこと、オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークです。
ドラマの中では、主人公の相棒セスが空港へアンナを呼び止めに行くシーンで流れます。このシーンのせいで、頭の中に『Confidence』という単語がこべりついた方も多いのではないでしょうか。
アンナ役のサミーア・アームストロングさんは、ご両親の仕事の都合で東京で生まれたそうです。
おわりに
皆さんのお気に入りの曲は見つかったでしょうか。「The O.C.」ではまだまだ紹介しきれない素敵な名曲が、たくさん使われています。
英会話のリスニング対策として、海外ドラマの中から「The O.C.」をオススメしますが、もちろん日本語吹き替えで見られても最高の作品です。
皆さんも、悩んだ時、困難に立ち向かう時、『Confidence』です!